2001年2月立案、2008年11月事業計画発表、2010年着工。
そして2014年2月28日、34年間閉鎖されていたシャトーブリアン-ナント間の鉄道がこのTram (市街電車)により再び開通することになりました。
確かに、これまでのシャトーブリアン-ナント間の公共交通機関は
① SNCF (フランス国鉄) Angers 経由 2 時間 54 分 / Rennes 経由 3 時間 07 分
② LILA (県営バス) 急行 1 時間 30 分 / 普通 1 時間 50 分
と、距離にして 70 KM 弱のナントまで( 東京-熊谷間程 )は車であれば 1 時間ほどで着いてしまうのにバスでも車の倍、電車に至っては3倍もの時間をかけていました。
ナント( 人口 27 万人・フランス第 6 位 )・レンヌ ( 同 20 万人・第 10 位 )・アンジェ( 同 15 万人・17 位 )、これら三都市の丁度中心に位置する町( 12000 人・ 735 位 )なのにもの凄く不便だったのです。
それがこの Tram の開通によりシャトーブリアン―ナント間は本数こそ平日に 7 本/日、祝祭日には 2 本/日とまだまだ決して多いとは言えないのですが所要時間が 1 時間 08 分と大幅に短縮されるようになります。
片道 10 E とバスの 2,40 E と比べると少々割高感を感じますが ( それでも SNCF の通常料金 30 E と比べれば安い ) 、学生、会社員などは割引サービスを受けられるので一回当たりの利用料金は 1 E ( 45 回/月 利用の計算 ) と時間・料金ともにお得となるようです。
ナントからシャトーブリアンへの、シャトーブリアンからナントへの人の流れもきっと増えてくることでしょう。シャトーブリアン市はこの開通によっての人口増加効果を期待しているようですが。果たして、果たして。
コメントをお書きください