Châteaubriant での求職


シャトーブリアンに移って来てから、私は派遣会社を通じて工場に勤務しています。

 

観光地シャモニーではほとんどの求職者は 「 当たって砕けろ 」 戦法で、ホテル・レストラン・その他商店などに雇用の可能性の有無に関わらず直接 CV ( 履歴書 ) を持って行き求職の旨を伝える というのが基本で、大抵は成功するのですが、、、。

もちろんこの町でも数少ないながらもシャモニー戦法でパン屋、軽食・喫茶店、スーパーなどに CV を出してみましたが、良い回答を得た所は無し。
小さな町で既に商店では雇用が一杯。「誰かの空き」を狙うしかなく。
観光地でもないのにそんな少ない「空き」にわざわざ外国人を雇うというのは専門職でもない限りなかなかないことなのではないでしょうか。

この辺りでは求職者はまず「派遣会社に登録する」事が基本の様です。
それも出来るだけ多くの派遣会社に。
登録する際には、職歴、希望職種、希望通勤距離、免許の有無などを尋ねられます。が、希望職種に関しては逆にこれだけはやりたくない、出来ないという事を伝えて、それ以外に関しては「問題は無いです、やってみます」と答えた方が良いでしょう。柔軟性を見せるのが大事。
こだわり過ぎるともともと少ない求人の幅をさらに狭めることになってしまうので。

大手の派遣会社では randstad ランスタッド、adecco アデコ、manpower マンパワーがあります。

募集内容には大して違いはないかと思いますが、福利厚生の面でそれぞれの会社によって充実性が違ってきます( その辺りはまた次回お話をしたいと思います )。

求職者はそれぞれの派遣会社のインターネットや右写真の様に外壁に貼られている求人表を見て情報を得ることもできますが、週一回くらいは必ずモチベーションの高さを示すためにも窓口に顔を出した方が良いです。


派遣会社が求人主に求職者のCV+PR書を送り、面接までこぎつけるのがまず一歩。
求職者が直接求人主にコンタクトを取ることはないので、やはり上記にも書いた通り、派遣会社の職員に良いイメージを持ってもらう事 = 強く推薦してもらえる という事につながってきます。

求人主も大抵は数か所の派遣会社に募集を掛けるので、どの派遣会社から労働者を確保するかはその時に状況で順繰りに、つまり派遣会社間で雇用の数がほぼ均等になるようにしているようです。
それなので福利厚生がしっかりしているのでこの派遣会社から職を得たい、とこちらが思ってもそれは運次第。

ちなみに私と彼は同じ工場で働いているのですが、派遣会社は私はAdecco、彼は昨年までの Randstad から工場側の都合で今年から Crit になっています。

福利厚生はそれまでの総労働時間によって利用できるものが決められているので、派遣会社の変わった私の彼はまた0 時間から始めなければいけなく、興味のある物は最低でも450 時間以上、それ以降は900 時間以上からしか受けることが出来ず損をした気分です。

こればかりは工場側の都合なのでどうにもしようがありませんが。

雇い主との面接までこぎつけてももちろん全ての者が採用されるわけではないので、供給よりも需要の高いこのシャトーブリアン、その近郊の町の中でもかなり大きいと言われる ( 賃金もこの辺りの平均より高い )二人揃ってこの工場の職に就けたのはラッキーと言っても良いでしょう。