フランスの失業率


失業問題はフランスでも残念ながら常に政府の重要課題の一つとなっています。

そしてペイ・ド・ロワール地方の失業率は 9,1 % に達しています( ただし主要都市の 10,4 % と比べると低い部類に入りますが ) 。

私の住むこの Pays de la Loire ペイ・ド・ラ・ロワール地方( 人口 360 万人 )で昨年、経済的理由での解雇の為にハローワークに登録した人の数は 13 548 人 ( 前年比の 18.5 % 増  ) 。
そして 2014 年 1 月の 1 ヶ月間で既に1098人が同じ理由で登録。
 
また 2014 年 1 月末で全く仕事が無く求職している人の数は昨年度のそれと比べて6,4 % 増加。そのうち 21,2 % を占める 50 歳以上の求職率が一番顕著でこの一年で 12,5 % 増加したとの事。

 

この地方での A , B , C 全てのカテゴリーの総求職者数は 278 199 人 ( A : 全く労働なし、 B : 78 時間以内/月の労働有、 C : 78 時間以上/月の労働有 )と 2013 年 1 月のそれと比べると 6,9 % の上昇を記録しています。
( ちなみに私はこのカテゴリーCに入っています。)

それに比べてこの 1 年間の求人数は 154 215 と前年度比の 8,6 % 減。
中でも工業、機械、建築業の従業員数は特に減少、が目につくのは2011 年半ば頃からの派遣社員数の上昇。この四半期で 3,6 % ( 国内平均は 2,6 % ) の上昇が見られるとのこと。
 
という訳で、今回は数字ばかりでしたが、次回はこの「派遣社員」の現状に関して少しばかり話してみたいと思います。