Pâques イースター

4月20日(日)は 2014年度のPaques  イースター ( 復活祭 ) でした。

以下は2009年のブログから ( エイプリルフールの由来も含めて )。


  『poisson d'avril ポワッソン・ダヴリル』とは直訳すると「4月の魚」ということですが、ようは日本で言うところの「エイプリル・フール」のこと。


日本同様こちらでも友達間、家族間、、、果ては新聞、ニュースなどでもあることないことでたらめの事を言い最後に「冗談でした、ポワッソン・ダヴリール」などという風に一日を楽しんで?います。


どのようにしてこの「ポワッソン・ダヴリル」が生まれたのかは定かではないようですが、次のような一説もあるようです。


『 ヨーロッパでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していたが1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用。

しかしこれに反対した人々が4月1日を「嘘の新年」とし、馬鹿騒ぎをはじめた。

しかし、シャルル9世はこの事態に対して非常に憤慨し、町で「嘘の新年」を祝っていた人々を逮捕し、片っ端から処刑してしまう。

処刑された人々の中には、まだ13歳だった少女までもが含まれていた。

フランスの人々は、この事件に非常にショックを受け、フランス王への抗議と、この事件を忘れない為に、その後も毎年4月1日になると盛大に「嘘の新年」を祝うようになっていった。

これがエイプリルフールの始まりである。』(Wikipedia 「エイプリル・フール」より)


フランス・シャモニーからこんにちは!! Bonjour de Chamonix!! 、、、とそんなわけで、私の勤めるパティスリ-&サロン・ド・テ  でもチョコレートの魚をこの日の為に作りました!!

ただ本物のお魚の方が安い、、、などということはくれぐれも言わないように(小さい物でも4.5€するのです)。

 

フランス・シャモニーからこんにちは!! Bonjour de Chamonix!! 
そして、今お店の中はお魚だけでなく、鶏や兎、犬に猫、牛や熊、、、などの動物達で溢れかえっています。


 

フランス・シャモニーからこんにちは!! Bonjour de Chamonix!! そう、これはPaque(イースター・復活祭)のお祝いの為。

『復活祭』とはキリスト教の最も重要な祝日のうちの一つで、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目によみがえったことを記念するものとのこと。


基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、毎年日付が変わり、今年は4月12日がそれに当たります。


フランス・シャモニーからこんにちは!! Bonjour de Chamonix!!


その復活祭の最も有名な習慣が卵に色とりどりの包装をしたり彩色をしたりすること。

 


フランス・シャモニーからこんにちは!! Bonjour de Chamonix!!

卵を形どったチョコレートもどこのお菓子屋でも見つけることができますが、『ヒナが卵から生まれることをイエスが墓から出て復活したことを結びつけた、および冬が終わり草木に再び生命が甦る喜びを表した(Wikipedia より)』からだとか。

そして兎も多産=生命の象徴であり、また跳ね回る様子が生命の躍動を表しているから良く使われているようです。


なるほど、、、このような歴史・意味があったとは。
フランス・シャモニーからこんにちは!! Bonjour de Chamonix!!
しかし、それにしてもうちのチョコレートは高くてそんな意味があるにしてもとてもではないけれど買えません!!