Pâques イースター 続き


と、これはシャモニーでサロン・ド・テ兼パン・ケーキ屋に勤めていた頃の話。
こんなに高いチョコレートでも毎日飛ぶように売れていました。
外国人観光客やヴァカンス客が多かったせいもあるのでしょう。
郵送もかなり頼まれていましたっけ。なにせチョコレート、途中で壊れない様にする為に厳重に梱包するのが大変でしたけれども。

全てが職人の手作り。
同じような物でも一つ一つどこかしら形にしろ色にしろ違いがあり、自分の好みの物を見つける楽しみがありました。

シャトーブリアンにはあまり「お洒落なお菓子屋」という物が残念ながら無いのですよね。
大抵の人がお世話になるのがスーパーマーケット。

この時期、どのスーパーマーケットに行っても見られる風景。

色とりどり、色々な形をしたチョコレートが所狭しと飾られています。

はっきりいってもうこれはクリスマスもそうですが、宗教上の行事ではなく「商戦」になってしまっていますね。

子供たちに人気のあるのはやはりこれ。
ミルクチョコレートで食べやすい上、卵の形をしたそのチョコレートを割ると季節や行事、その他もろもろに関連したおもちゃが出てくるのが何と言っても子供たちの楽しみ。

Kinder  キンダー ( ドイツ語で子供という意味 ) 。
卵型以外にも右下写真の様に色々な種類のチョコレートがあります。
皆さんんもどれかしらは食べたことがあるのではないでしょうか。

通常タブレット型チョコレートは10€/kg以下はスーパーのマークの入った物、20€/kgも出せばそこそこ美味しい物が食べられます。
お菓子屋で購入するチョコレートの詰め合わせは大概40€/kg以上。

しかし、しかし。
上の写真を見ても分かるかと思いますが、この時期のチョコレートは皆金額アップ。
40€/kg以上はザラで100€/kg近くなる物も多く。やはり「商戦」ですね。

チョコレートの好きな方。
日本でもヴァレンタイン後のそれと同じかとは思いますが狙い目はイースター後 ( クリスマスの後も同様 ) 。
売り切れなかったイースター用のチョコレートが半額になっていたりしますよ。