2014年
3月
31日
月
今日は母の誕生日。
ただその母は悲しい事に昨年末に他界してしまったのですが。
でもこの日は私 ( 私の家族 ) にとってはこれからもとても大切な日になっていく事でしょう。
かけがえのない大好きな母が生れてきてくれた日。
この日がなければ私もこの世にいなかった訳で。
74年前に生まれてきてくれ、そして最後の最後まで暖かく家族を見守って来てくれた母。
これからもずっと一緒だよという気持ちを込めて、彼の提案で母に盆栽をプレゼントしました(手前の物)。
後ろの大きな盆栽は彼の家族が私の40歳の誕生日にプレゼントしてくれたもの。
親と子の大きさが逆になってしまいましたが、この盆栽たちはこれからもずっと私と同じように年を重ねて行ってくれるでしょう。
2014年
3月
30日
日
日本では、太平洋戦争後の連合軍統治下において実施されていたようですね。
1948 年から 5 月の第一土曜日の 24 時 ( =日曜日の 1 時 ) から 9 月の第二土曜日の 25 時 ( =日曜日 1 時 ) までをサマータイムとして設定していました。
但しこれは 1952 年 4 月 11 日に連合軍の占領が終了するのに先立ち廃止されたとの事。
2014年
3月
29日
土
2014年3月30日の深夜2時。
フランスは ( 一部を除く他のヨーロッパ諸国も同様 ) サマータイムに変更されます。
深夜 2 時に時計の針を 1 時間進め、深夜 3 時にする。
つまり今晩は皆通常よりも 1 時間睡眠が少なくなってしまします。
今朝職場の同僚に言われるまですっかり忘れていたのですが、今はテレビのどのニュースでも必ず最後に 「 今晩は時計の針を1時間進めるのを忘れないように 」 と繰り返し促してくれますし、パソコンなどでは自動的に時間を直してくれるシステムも入っていたりするので、忘れて困ってしまう人はほぼいないといって良いかと思いますが。
この「サマータイム」でいつも思い出すのが、 20 年ほど前にリヨンで留学生活を送っていた時の事。
当時、フランス語はまだ良く理解できず、さらに新しい土地に着いたばかりなので友達もまだいない状況で一人で寮生活を ( テレビももちろん無し ) 送っていたのですが。
サマータイムに関しては全く知識が無く、また授業で話していたかもしれないけれども、良く聞き取ることが恐らくできなかったのでしょう。
月曜日に学校に行ってみると、ほとんど人がおらず、学校だけではなく町全体も静まり返っていて。おかしい、今日は祝祭日だったっけ!?と。
実はその週末にサマータイムから冬時間に替わっていたのを知らず通常より 1 時間早く登校してしまったのです。
この様な苦い経験があるので、それ以降は間違えてしまったことはありませんが。
2014年
3月
22日
土
① 『 野菜 』
出来るだけ農家直送の野菜屋を利用するようにしています。
家から徒歩10分強の所にあるその野菜屋、たまたまその隣の店に行く用事があった時に、興味津々で入ってみたのが始まり。それまでは存在すら知らなかったのですけれども。
2014年
3月
17日
月
以前のブログにも書きましたが、派遣会社にももちろん福利厚生があります。
派遣会社によって内容に若干の違いがありますが ( 必要時間数、還元金額の違いなど )利用しない手はありません。
例えば私の所属する Adecco のそれは以下の通り。
1 過去 12 カ月の総労働時間が 450 時間以上
・映画の入場券 4.20 € ( 通常 9 ~ 11 € )
・冠婚葬祭 商品券 40 €
2 同 700 時間以上( 但し 6 ヵ月の継続した労働であること )
・「Adecco Relax」 : フランスとスペインの 114 か所にあるリゾートアパートが 168 €~ 306 € ( アパート、地域、期間により 異なる ) / 週 で利用可能
* 但し勤続年数の多い者から優先的
・「DEGRIFF’RELAX」 : 利用率が 55 % 以下のリゾートアパートが 132 € / 週 で利用可能 ( 但し学校の休暇期間は除く )
3 同 900 時間以上( 同 6ヵ月、12ヵ月 )
・Disney, Astérix, Futuroscope やセントラルパークや動物園が割引料金で利用可能
・保育、家事、介護サービス等に使用できるチケット
14 € / 枚 を 10 € / 枚 で購入可能 ( 120 € / 年 まで購入可能 )
・書籍・ディスク等に使用できる商品券
10 € / 枚 を 5 € / 枚 で購入可能 ( 120 € / 年まで購入可能 )
4 過去 18 ヵ月 の総労働時間が 1450 時間以上( 但し 12 ヵ月、18 ヵ月の継続した労働であること )
・スポーツや文化 : 各種会員費の負担
年間 80 € / 派遣社員一人当たり、20 € / 家族一人当たり
・趣味や公演 : チケット購入金額の40%を負担
( 120 € / 年 まで )
・林間学校等 : 登録費用の40%を負担
(但し 収入額により一家族当たり150、400、600 € / 年 の制限有 )
・キャンピング場 : 7月12日~8月23日までの期間で一回のみ利用可能
80 € / 派遣社員一人当たり、20 € / 家族一人当たり
・旅行 :一定期間で宿泊施設を含む往復の船舶航空を利用した国外旅行の負担
( 収入額により一家族当たり 80 ~ 120 € )
その他ヴァカンスやクリスマスプレゼント用の小切手(何%か負担してくれる)、クリスマスプレゼント ( 贈呈 ) などもやはり派遣社員の労働条件(総労働時間等)によりけりですが申請できたりします。
「なかなか素晴らしいサービス!!」と思うかもしれませんが、ここがまたフランス。
これら全ては前回のブログでも話したように、こちらから要求していかないと何も得られません。
向こうから話してくるという事は一切ないので自分で勉強しないと本当に損をしてしまいます。
クリスマスプレゼントも貰ったことはありませんし。
時計や商品券をプレゼントしている派遣会社もあったりするのですが、どうやら私の所は残念ながら「ケチ」で知られているようです。
工場で着用するユニホーム ( セキュリティーシューズを含む )なども契約上派遣会社が「きちんとした物」を揃えることになっている( =基本的には一年ごとに新品を提供しなければいけない
)のですが、「在庫を切らしている、サイズが無い、、、」等の理由でそれもほとんど守られていません。どうしようもなくボロボロになっていたとしても、、、。何度も何度も出向いて行って訴えないともらえる物ももらえません。
以前話をした「釣り許可証」もこのシステムでは「スポーツ・文化」に当たり、年間で80€まで返金してもらえるのですが、一年目はこういったシステムを知らなかったので無駄にしてしまいました。ああ、勿体無い。
ヴァカンス小切手はそろそろ申請時期が近づいてきているので、逃さないように気を付けないと思います。
2014年
3月
14日
金
フランスはとにかく自分で動かないと何も得られない国。
日本のサービスが過剰と言えばそうなのでしょふが。
質問して答えが得られないことはほぼなく、求めた以上の答えをもらえることも多々。
それに比べフランスでは待っていては本当に何も得られません。
当然の義務、サービスであっても向こうから勧められることはまずなく、例え勧められたとしても、本当にそれがこちらの得になるのか信用できないこともままあり。
例えば以前自動車購入の為にローンを組んだ時の話。
銀行側の提示した利子率がネット(その銀行のサイト)で調べた物と違いそれを指摘したところ、
「それは先月末までのプロモーション。残念ながらもう利用できません。何か出来るか上司に掛け合ってみますが、、、。」
と、後日提示されたのは最初の提示率より若干低くなったもの(ネットのそれよりかはまだ高かった)。
「私が最大限に出来るのはこの数字まで。本来ならこの数字を出すのも難しかったのですけれども、お客様だから特別です。」
などと言われたので危うくサインしそうになったのですが、
どうにも以前に自分で見たネット上の数字が気になり返事を少し待ってもらうことにしました。
そして、やはりネットで見てみると「プロモーション」はまだ継続中。
銀行を再訪、その旨を伝え一緒にネット情報を確認してみることに。
すると、
「あっ、本当ですね。私個人に本社から送られてくる業務情報には載っていなかったものでしっかりチェックしていませんでした。大変失礼いたしました。」
と。
銀行に限らず電話会社、鉄道会社、その他生活する上で必要なもろもろの事に関して常に自分で情報を得、チェックを怠らない様にしないと、気付かないところで損をしていることもありますので気を付けて下さい。
2014年
3月
13日
木
派遣労働 ( interim )
フランスの「派遣労働者」の呼称は 「一時的(臨時的)労働者」 ( travail temporaire )。
* 基本的に「派遣労働者」と「正規(無期)労働者」の相違 (法律上均等待遇 が原則 ) が「期間の定めの有無」に集約されている為。
法律上均等待遇 =
就労期間中の賃金や社会保障などの労働条件は、派遣先企業内の同様職種・地位の労働者と同等の扱いを受ける。
フランスの労働契約は大まかに分けると次の二通りになります。
① 「期間の定めのない雇用契約」( CDI : Contrat à durée indéterminée )
② 「有期雇用契約」( CDD : Contrat de travail à durée déterminée )
* 派遣労働者は後者のカテゴリーに入ります。
派遣という雇用形態が見られるようになったのは1960年代。
労働者派遣を規制する法律が制定されたのが1972年。
そして2008年にはフランスにおける派遣労働者数は労働人口の2.1%にあたる60万人強を占めるまでになりました。
派遣労働者の利用事由としては以下のものが挙げられます。
⑴ 恒常的業務ではないこと
⑵ 病気等で休んでいる社員等の代理要員
⑶ 一時的な増加業務 ( 季節労働等 )
⑷ 本来的に一時的な業務 ( 船舶修繕、引越、映画制作等 )
⑸ 雇用政策上の措置 ( 失業者の求人の促進等 )
そして
派遣期間は 上限 18ヵ月、更新1回可能。
( ただし、他の雇用者の代理要員及び安全 確保のための緊急作業は9か月 )
派遣禁止業務としては
⑴ ストライキ中の労働者の代替 等
⑵ 危険業務 ( 例:特定の化学物資が放出される業務、核物質・放射 性物質のある現場における業務等 )
派遣期間は1週間や2週間単位の短期契約が多 数を占めているのは 「 不安定雇用手当制度 」 が影響しているのではないかと。
「 不安定雇用手当 」 は、派遣労働者等に対するセーフティネット。
: 契約終了後、派遣先との間で期間の定 めのない労働契約が結べない場合及び次の派遣先が決まっていない場合には、派遣元から 派遣期間中に支払われた給与総額の 10 %に相当する手当が不安定雇用手当として支給さ れます。
( また失業保険は2009年1月より、過去28ヵ月に4ヵ月以上労働した人が受給できるようになっています。)
フランスの派遣労働者の特徴は
グループA : 労働市場に新規参入する若者
グループB : 資格がなく他の仕事に就くのが困難な労働者 ( 年齢は様々 )
グループC : 専門的な集団で派遣労働という職種を自ら希望して選んでいる人々
また以下の様にも分類できます。
㋐ 単純労働者のグループ : 資格がいらないが、労働条件が厳しい。
㋑ 有資格労働者のグループ : 高学歴で資格を有し、職業上の技 能も有している
* 例 : 医療分野における派遣労働者等。
2014年
3月
12日
水
失業問題はフランスでも残念ながら常に政府の重要課題の一つとなっています。
そしてペイ・ド・ロワール地方の失業率は 9,1 % に達しています( ただし主要都市の 10,4 % と比べると低い部類に入りますが ) 。
私の住むこの Pays de la Loire ペイ・ド・ラ・ロワール地方( 人口 360 万人 )で昨年、経済的理由での解雇の為にハローワークに登録した人の数は 13 548 人 ( 前年比の 18.5 % 増 ) 。
そして 2014 年 1 月の 1 ヶ月間で既に1098人が同じ理由で登録。
また 2014 年 1 月末で全く仕事が無く求職している人の数は昨年度のそれと比べて6,4 % 増加。そのうち 21,2 % を占める 50 歳以上の求職率が一番顕著でこの一年で 12,5 % 増加したとの事。
この地方での A , B , C 全てのカテゴリーの総求職者数は 278 199 人 ( A : 全く労働なし、 B : 78 時間以内/月の労働有、 C : 78 時間以上/月の労働有 )と 2013 年 1 月のそれと比べると 6,9 % の上昇を記録しています。
( ちなみに私はこのカテゴリーCに入っています。)
それに比べてこの 1 年間の求人数は 154 215 と前年度比の 8,6 % 減。
中でも工業、機械、建築業の従業員数は特に減少、が目につくのは2011 年半ば頃からの派遣社員数の上昇。この四半期で 3,6 % ( 国内平均は 2,6 % ) の上昇が見られるとのこと。
という訳で、今回は数字ばかりでしたが、次回はこの「派遣社員」の現状に関して少しばかり話してみたいと思います。
2014年
3月
11日
火
シャトーブリアンに移って来てから、私は派遣会社を通じて工場に勤務しています。
観光地シャモニーではほとんどの求職者は 「 当たって砕けろ 」 戦法で、ホテル・レストラン・その他商店などに雇用の可能性の有無に関わらず直接 CV ( 履歴書 ) を持って行き求職の旨を伝える というのが基本で、大抵は成功するのですが、、、。
もちろんこの町でも数少ないながらもシャモニー戦法でパン屋、軽食・喫茶店、スーパーなどに CV を出してみましたが、良い回答を得た所は無し。
小さな町で既に商店では雇用が一杯。「誰かの空き」を狙うしかなく。
観光地でもないのにそんな少ない「空き」にわざわざ外国人を雇うというのは専門職でもない限りなかなかないことなのではないでしょうか。
この辺りでは求職者はまず「派遣会社に登録する」事が基本の様です。
それも出来るだけ多くの派遣会社に。
登録する際には、職歴、希望職種、希望通勤距離、免許の有無などを尋ねられます。が、希望職種に関しては逆にこれだけはやりたくない、出来ないという事を伝えて、それ以外に関しては「問題は無いです、やってみます」と答えた方が良いでしょう。柔軟性を見せるのが大事。
こだわり過ぎるともともと少ない求人の幅をさらに狭めることになってしまうので。
大手の派遣会社では randstad ランスタッド、adecco アデコ、manpower マンパワーがあります。
募集内容には大して違いはないかと思いますが、福利厚生の面でそれぞれの会社によって充実性が違ってきます( その辺りはまた次回お話をしたいと思います )。
2014年
3月
09日
日
鱒解禁日から一日明け、今日もかなりの晴天だったので再び釣りに出かけて来ました。
2 週間程前に解禁日の為に大量に鱒を放流しているのでまだまだいるはず!!
今日トライしたのは同じ Loire-Atelantique 県内、Châteaubriant から 14 km程にある Soulvache スールバッシュという村近くの川の支流。
昨年も解禁日明け近くにやはりやって来て鱒を釣り上げた記憶があるので、期待大。
2014年
3月
08日
土
3月8日(土)は2014年の鱒釣りの解禁日。
Châteaubriant から車で 1 時間強程の Bretagne ブルターニュ地方はIlle-et-vilaine イルエヴィレンヌ県まで早速出かけて来ました。
集合したのは昨年とほぼ同じメンバー。
地元の親子とその友人、友人カップルと私たちの総勢7名。
通常は日の出の30分前から釣りが可能なのですが、この日だけは午前8時から。
私たちは8時30頃目的地に到着したのですが、既にかなりの人がそれぞれ期待を込めて釣り竿を下していました。
2014年
3月
07日
金
フランスで釣りをするには、まず 「 Carte de pêche 釣り許可証 」という物を購入しなければいけません。
( 許可書無く釣りをしているのが見つかれば罰金を取られます。 )
そして、
★ 第 1 級河川
解禁日 : 3 月の第 2 土曜日~ 9 月の第 3 日曜日
釣竿の本数 : 1 本
★ 第 2 級河川
解禁日 : 年間可能
但し ..... Brochet ( カワカマス ) : 5 月 1 日~ 翌年最終日曜日
Ombre ( イワナ ) : 5 月の第 3 土曜日~ 12 月 31 日
Salomonidés ( サケ科 ) : 3 月の第 2 土曜日~ 9 月の第 3 日曜日
釣竿の本数 : 4 本まで
というような決まり事がまずあり、時間帯は日の出 30 分前から日の入り 30 分後まで。
またそれぞれの魚の種類によって 「 捕ってよい大きさ 」 というのが事細かく決められています。
例えば ..... カワカマス : 50 cm以上
イワナ : 30 cm以上
サケ科 : 23 cm以上
これに満たない場合には水に戻さなければいけません。これも違反をするとやはり罰金が取られます。
さてこの「魚釣り許可証」ですが、色々な種類があるので自分にあった物を選ぶと良いでしょう。
料金に若干の違いのある県もありますので注意してください。
① 『 Carte majeure 』 カルト・マジャー ( 18歳以上の成人) : 71 E
* 釣竿 4 本まで。
** 但しロワール・アトランティック地方のみ釣り可能。
② 『 Carte interdépartementale 』 カルト・アンテルデパルトメンタル : 90 E
* 釣竿 4 本まで。
** フランス本土 95 県中 8 県を除く全ての県で有効。
(以前住んでいたシャモニーのあるオート・サヴォワ地方はこの8県の中に入ります。)
③ 『 Carte mineure 』 カルト・ミナー ( 12 歳から 18 歳まで ) : 18 E
* 同上
** 同上
④ 『 Carte découverte femme 』 カルト・デクベールト・ファム ( 女性のみ ) : 30 E
* 釣竿 1 本のみ。
** 同上
⑤ 『 Carte journalière 』 カルト・ジュルナリエー : 10 E
* 釣竿 4 本まで。
** 一日のみ。
⑥ 『 Carte découverte 』 カルト・デクベールト ( 12 歳以下 ) : 12 E
* 釣竿 1 本のみ。
⑦ 『 Carte hebdomadaire 』 カルト・エブドマデール : 30 E
* 釣竿 4 本まで。
** 連続した 7 日間。
私は④の女性のみの物を購入。釣竿は 1 本で十分です。
幼少から釣り好きの彼は勿論②を購入+船釣りが可能になる印紙を 10 E で追加したのでトータルで 100 E。
金額だけ見ると「高い」と思ってしまうかも ( 女性のそれは別、これはお得ですね ) しれませんが、これで年間楽しめると思ったらまあ仕方がないですかね、。ただ年々料金が値上がりするのは納得いきませんが。
これらの許可証は Tabac ( タバコ屋 )やスポーツ用品店や釣り道具の置いてある店、
また最近ではインターネットでも購入できるようになっています。
ちなみに許可証無く釣りをしているのが見つかった場合、その時の状況、相手 ( フランスらしい、、、 ) によって金額は変わってくるようですが、高くて450E の罰金を徴収されてしまうようです。
この町にやって来た当初は許可証無しで彼の釣りについて行っていたのですが、ある日 「 ちょっと試しで 」 、と彼の釣竿を持っている所にたまたま監視員がやって来てしまい、、、。
まずいと思って素早く手を竿から離したものの、もちろんプロの彼らがそれを見逃すわけがなく、、、。
「フランスの釣りというのを知らない日本人の彼女にちょっと教えてあげていたんだ。この町にも来たばかりでねぇ。」 ( 彼 )
などと愛想良く話をしたら 「 今回は特別だけれども、気を付けて、、、 」と見逃してくれました。
もちろん毎回この様な手が上手く行くとは限りませんのでやはり違反をしないことが一番です ( なのでそれ以降は許可証を購入しました ) 。
ただフランスはやはり 「 人によって対応が違う 国」 というのをまたしても実感。
それで嫌な思いをする事も多々ありますが、それならそれで逆にそれを上手く利用する方法を身に着けていかないといけません!!ね。
2014年
3月
04日
火
昨日の雛菓子、折角なので 「日本のお菓子」 という物を味わってもらおうと職場に持って行きました。
すると、
同僚達 : 「何々、中国のお菓子!?」。
、、、もう彼是2年近く一緒に働いている人達からの発言。
私 : 「中国ではなくて、日本だって。」
同僚達 : 「一緒じゃん、中国も日本も。」
私 : 「一緒じゃないんだけれども。」
同僚達: 「佳代子は中国が嫌いなんだよね、中国と言われるのいつも嫌がるから。」
私は中国が嫌いなわけではなく、現に中国人の友達も沢山いますし、語学学校時代一番仲良くしていたのは中国人。
好き、嫌いの問題ではなく、日本人なのだから日本人と言ってもらいたい、日本人、日本の物と主張するのは当たり前の事なのではないでしょうか。
私 : 「あなた達は隣の国だからって例えばベルギー人と呼ばれたらどう思う?」
同僚達 : 「話が別だよ、それは。」
私 : 「・・・。」
個人的な交流の無い人からの発言だったら、遠いアジアの国だし仕方がないと思えるのですが、これだけ一緒に働き、一緒に話をし、私が日本人だという事を承知しているのに、繰り返し出てくる 「中国の・・・中国は・・・」発言には、、、。
以前にも
「現地の乳製品に、体に害を与える成分が含まれていると問題になっているので、フランスの技術が、企業が活躍している」という報道を見たけれどもそうなの?」
(私もニュースで見ましたが、これは「中国」の話でした。)
と中国と日本を混同してくる質問を受けました。
やはりこの時も私が訂正した後に、
「中国も日本も一緒じゃないの!?」なんて、、、。
彼らにとってはアジアの遠い国の一部でしかないんですよね。
その後、私があまりにも怒りを (普段は温和な自分だと思うのですが、あまりにも繰り返されるので) あらわにしていたので、これはいけないと思ったのか何とかフォローしようと、また質問してきたのが、、、
同僚 : 「香港って、ものすごく大きいのでしょう。この町よりもちろん大きいのだろうけれども、ナントくらい?」
もう 「香港ではなくて東京なのだけれども」 、、、と訂正する気持ちも起こらず、軽く流しておきました。
本当にここの職場ではこういう発言を良く耳にします。
「中国も日本も、ラオス (ラオス人の同僚がいるので) だってどこも皆同じようなものだろう。」
そしてこちらの人が良く使う言葉、 chintok が私は大嫌いです。
要は、「中国やそこら辺のアジア人」。
これはアジア人当人にとってはかなり軽蔑的な言葉に聞こえます。
もちろん全ての人がそういうわけではなく、興味を持って話を聞いてくれたり、しっかりと私や他のアジア諸国の人達ののアイデンティティーをレスペクト(尊重)してくれる人達もたくさんいます。が、多勢はやはり上記の様な人達で。
遠く、広く、世界に目を向け、自分たちのそれとは違った世界があることを知ってもらいたいと思うのですが、、、。
2014年
3月
03日
月
もちろん皆さんご存知の通り、3月3日は日本では「雛祭りの日」。
この日は女子の健やかな成長を祈る日。
雛人形を飾り、桃の花、雛あられなどを飾って、白酒や寿司などの飲食を楽しむ節句祭でもありますね。
この「雛人形」というもの、江戸時代から、以前の女子の「人形遊び(ひいなあそび)」と節物の「節句の儀式」と結びつき、全国に広まり、飾られるようになったらしいです。
日本の私の家では写真の様な雛壇を毎年飾っていました。
祖母と母と(残念ながら二人とも他界してしまいました)姉二人との飾り付け、それは楽しいものでした。
今は姉が引き継いでくれているようですが ( 姉の一人息子が積極的に飾り付けの手伝いをしてくれているようです、、まあ良いですね、細かい事は ) 、「代々継承される物」「歴史のある物」、、、大事にしたいですよね。